水源禅師のご法話
2022-05-28 9:50:00 PM
今日は、皆さんお元気でしょうか。
素晴らしい海の世界を訪ねた後に、何故かしら龍樹菩薩様の事が気になり文献を検索して、大智度論 (龍樹菩薩 :鳩摩羅什訳)の内容には 般若波羅蜜 が全ての佛の教えの核心である事を 禅(三昧― ザンマイ、Sannmadiサンスクリット語, Samataパリ語-止禅)で体験をするように お釈迦様のお言葉を述べておられます。
Maha(大)Prajnaサンスクリット語 (智:般若-Panna:Pail語) Parami(バラミ・Pali語) ・ taサンスクリット語(度:波羅蜜 ・ 多 )となります。私が合宿で般若波羅蜜心経はBuddhagosa の浄道論【清浄道論(VisudimagaーThe Path of Purification『浄』英訳)】の お釈迦様が法随観禅(Dhammanupassna・サマタ、ヴィパサナ)を一般衆生に とても大切なことであることを 要約して、お話ししていることである事。
* 昔から日本語の佛教用語は沢山の国の言葉から成り立っているので、とても難しく理解できない様になってます。*
また弘法大師様が般若心経秘鍵で生前 七歳の時にむしろに座って お釈迦様の般若心経の話を聴きましたが 未だにその域に非ずと言われました。
*この事を観自在禅定の検証もなく否定する事は 法を曲げることになる恐ろしい因果に入ります。心から気を付けてましょう。*
又とても興味ある 荘厳仏道論(龍樹菩薩)の内容を確認したかったのですが、文献がみあたらず、チベット撰述の『現観荘厳論』諸註釈に見られる弥勒観 プトゥンからジャムヤンシェーパ 1300年代、まで 根 本 裕 史氏より。を拝見して感銘を受けましたので 私は、お釈迦様の般若波羅蜜の教えを正しく伝えるものとして、下記の通り掲げます。
「聖者弥勒は、自分自身が高貴な者達の振る舞い方に従うものであることを示すもの として、『般若波羅蜜多を対象領域とする浄信があらゆる幸福の主要な獲得因である』 ということを自内証智によって確定した後、他の者達が〔菩提の獲得という〕目的に したがって 、無類にして無量の功徳という宝の源泉を有する世尊母へと向かって進 むために浄信を起こすことができるように、まず最初に、ありのままに功徳について 伝えることを先行者とする、母(般若波羅蜜多)への敬礼を述べる。」
将に間違いない事で、私の体験した真理と同じです。母は タラとして現れ 又は観音様とも
現れます。浄信は Sada・サダ (信)、 Sati・サチ(念)の kusara Sannkara(善心;行)の心の作用行列で発生する 善心点で 最終的に 般若 (Prajnaサンスククリト語:Panna パリ語)に至ります。
ここで大切なことは、波羅蜜(徳)を確りと体得することです。儒教ではいかに徳を積む人生を送るかにあり、Theravadaの 第九 波羅蜜 Metta ( Loving kindness:慈悲)と 第十 波羅蜜Upekkha (Equanimity:止観`禅五`自在『観自在』の四定禅)の説明が 理解しやすいです。
1布施(Dana-Generosity)2 戒律(Sila-Molarity)3 出世俗 (Nekkhama-Renunciation) 4智慧(Prajina-Wisdom)5 精進(Virya-Energy)6 忍耐(Kasanti-Patient)7 真実(Sacca-Truth)8 信念[決断](Adhithanna-Determination)。
Mahayana 大乗仏教の十波羅蜜より の 第九 波羅蜜 Bala( Power: 善を行い真偽判別、力波羅蜜)第十 波羅蜜Jana (Knowledge:定 智波羅蜜)となります。
1 布施(Dana-Generosity)2 戒律(Sila-Molarity)3 忍耐(Kasanti-Patient)4 精進(Virya-Energy)5 禅定(Dyana/Samadi-Meditation)6 智慧(Prajina-Wisdom)7 方便波羅蜜 (Upya-Skillful means)8 願波羅蜜(Paranidhana-Resolve)。
十波羅蜜を実行している方は 天界で神位に上り沢山の衆生済度するといわれます。
この様に思いながら瞑想をしていたら、龍樹菩薩様の海の啓示受けてまた海辺へ遊びに行った
ら大変な接待を受けて、Salinas の海辺の家を使えるような話がありました。
天界の動きは人間界では想像出来ないのですね。今の地球の運命も天界の決定によるものと
思います。皆さんにもこちらの 豊かで楽しい環境で瞑想をする事を思いながら 美しい
海で美味しい料理を頂きました。
水源合掌 二千二十二年五月七日
*雑な書き方を訂正しました。五月二十八日*